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トラのミステリな日常

ニンニクの話 

2021年02月23日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

昨日、ニンニクの話を書いていて、中学時代の友人・K君のことをふと思い出しました。

ちょっとだらしがない中学生で、自分の事が自分でちゃんと出来ません。
学ランの袖は、水洟を拭いた後で、テカテカになっていました。

でも、なぜか私の側にいつもくっついてくるので、休み時間はよく一緒に遊んでいました。
先生からは、「お前はKの親分見たいやな」と言われていました(笑)

ある日の事です。
彼と話をしていると、吐く息が臭くて口がにおいます。ニンニクを食べてきたようなにおいです。

当時(1968年頃)、近所の中華料理屋さんで良く餃子を食べていた私は、吐く息が臭いと言えば、餃子を食べたと言う事しか頭に浮かびませんでした。

そこで、
「K君、昨日は餃子を食べたの?」と私。
すると、
「餃子なんて食べてないよ」
「でも、餃子を食べてきたような臭いがするで」

口に手を当てて、息をハァ〜と吐いてみて
「何にも、におわヘンで」
「そんなもん、自分でにおうわけないやんか」と、笑ってそこで話は済むはずでした。

ところで・・・

「トラ君、口が臭いって、どんなにおいがしているの?」としつこく聞いてくるので、
「だから、餃子を食べたときのにおいや」
「ボク、餃子は食べたことないねん」
餃子を食べたことがないって、どんなに貧しいねんやろ・・・と、思っていました。

そこで、餃子の説明をして、
「ニンニクが入っているので、それがにおうらしいねん」
「ニンニクやったら、昨日の晩ごはんで食べたで」
「ほら、やっぱり餃子を食べたんやろ・・・」と言うと、K君は、
「昨日はステーキやってん、ニンニクがたっぷりのっていたわ」

当時のトラ家では、ステーキにニンニクを使うと言う事より、料理にニンニクなどは使ったことがありません。
「え〜、ステーキを食べたんか!」
「お母さんは、肉料理には必ずニンニクを使うよ」

ステーキなどは、アメリカ映画のワンシーンではよく見ますが、実際に食べたことが無い私は、
「それは、ナイフとフォークを使って食べるの?」
「当たり前やんか」

「え〜、K君って『ええしの子(お金持ちの家の子)』なんや」
「お手伝いさんもいるで・・・」

自分の事がしっかり出来なかったのは、家でも過保護に育てられていたからなのかも知れないですが、お手伝いさんまでいるとは知りませんでした。



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貧しい時代でしたので・・・

トラ。さん

気ままなライオンさん、こんばんは

1968年というと、私が中学3年生の頃です。
まだまだ貧しい時代だったので、家での夕食でナイフとフォークを使っているなんて人が近くにいるとは、思いもよりませんでした。

2021/02/23 22:27:13

(^-^;

気ままなライオンさん

お坊ちゃんだったのですね。
過保護というか、そういう家だったんですね。
確かに、何もやらなければ自分ではできないですよね。(^-^;

2021/02/23 21:42:48

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