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吾喰楽家の食卓

イートインの寿司屋での会話 

2021年02月12日 ナビトモブログ記事
テーマ:生活

確定申告の手伝いで行った阿佐ヶ谷に一泊し、帰る日のことである。
デパ地下の寿司屋で、早めの昼餉を食べることにした。
現在の開店時間である午前11時に、池袋へ着くように兄の家を出た。
朝餉が多すぎたようで、余り腹は減っていなかった。
でも、昼餉を食べずに電車に乗って、途中で腹が減るのを心配するとは、如何にも食いしん坊らしい。

「ちょい呑みセット」を、食べることにした。
刺身の盛合せ、握り寿司二貫、生ビールの三点がセットになっているので、空腹具合にピッタリだと思った。
前日の往路にも寄ったが、「海鮮丼」のマグロが今一だった。
ところが、この日の刺身は、どれも美味しく、満足した。
他にも、気を悪くした出来事があったけど、原因が分かり解決した。

「昨日、醤油の出が悪いと言いましたが、使い方のせいでした」と、帰り際に切り出した。
それを聞いた、彼女の表情に笑みが浮かんだ。
「すみませんでした」と、私は続けた。
「私こそ、醤油注しを替えたのに、使い方を説明しないで」と、彼女は頭を軽く下げた。
会話は、それだけで終わったが、謝って良かったと思った。

自宅で使っている辣油は、キャップを持ち上げ、ボッチを押すと中身が出てくる。
「120日鮮度キープ」が謳い文句の卓上用醤油は、中栓がなく、胴体を握ると出てくる。
この店の新しい醤油注しは、縦長の円錐台で、上部が球面になっている。
シンプルではあるが、スマートなデザインになったのだ。
ところが、ゴム製の上部全体が、ボッチだった。

自分は非を認めて謝ったが、「何で先に教えてくれないのか」と、怒る客もいるだろう。
しかし、客は神様ではないと、私は思う。
立場は違えども、対等の人間同士と考えて接すれば、お互いに嫌な思いはしないで済むはずだ。
この女性、今の店に来て間もない頃、「ちょい呑みセット」の注文に、それまでのジョッキではなく、グラスで生ビールを出したことがある。
私は質問の形でクレームを付けたが、彼女は覚えているだろうか。

   *****

写真
2021年2月11日(木)の昼餉(鴨南蛮そば)と夕餉(しめさば大根漬・豆腐おかず3点セット)

御礼
「初めての本まぐろハチノス」に、拍手を有り難う御座います。この場を借りて御礼申し上げます。



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